昨年生誕70年周年を迎えた石ノ森章太郎。ことし2009年は、作家が最期まで執念を燃やした代表作である「サイボーグ009」を表す千年に一度の一年
です。1964年、週刊少年キングでのデビュー以来、いくつもの雑誌に連載され、数多くのファンに支えられてきました。と同時に、当初のSF的世界平和に 対する視点から、徐々に人間存在のあり方そのものへと視野を広げて行った結果、「難解すぎる」として連載休止の憂き目に会ったこともありました。しかし、
改めて読み直してほしいと思うのです。そして気づくはずです。あの物語で提示されていた危惧が、まさにいまの現実として世に問われていることに。
尽きることのない戦禍。なくならない差別。貧困。肥大する欲望。科学への盲信や物質文明の限界。逼迫する地球環境の悪化。宗教や信仰のせめぎ合い。そし
て、人間という存在はどうあるべきなのか...。これらは発表から45年もたった21世紀の現代において、ますますリアルな課題として顕在化しています。
009イヤーに際し、私たちは考えました。これを単なるお祭り騒ぎで終わらせてはいけない。いまだ解決しない世の現実に対し、きちんと向き合わなければい
けない。天国から、そう問われている気がしました。そこで、石ノ森の遺志を継ぐべく、マンガのバーチャルな世界から一歩リアルへと足を踏み出し、活動をは
じめようと思います。世界平和を。人間が人間らしく、生きとし生けるものがすこやかに暮らせる地球を。青臭いとも偽善とも言われかねない夢を信じて動き出
そうと思います。たしかに私たちには009たちのような武器も特殊能力もありません。しかし、ペンで戦った作家のように、私たちも私たちなりにできること があるはずだ。地球は、もう、待ったなし。この小さい動きを、大きなムーブメントにするために、共感してくれる仲間が必要です。
世界中のゼロゼロナンバーサイボーグたちよ、応援たのむ。

世界中のゼロゼロナンバーサイボーグたちへ。




